私達がよく見かけるコーヒーと言うのはネスカフェのインスタントコーヒーだったり、ボスの缶コーヒーだったりですが、世界には一風変わった方法で作られるコーヒーがあります。
今日紹介するコーヒーはゾウのうんちから作るコーヒー。その名もブラックアイボリーコーヒー。作り方はゾウがコーヒー豆を食べ、そのゾウの体内で発酵されたコーヒー豆を使うのです。
ひえーーー😱
想像してみてください。友達に “高級なコーヒー豆を仕入れたんだ。呑んでみる?” なんて言って呑ませてみると “苦みが少ないね、何処産のコーヒー?” 何て事を聞いてくるのです。そんな彼に一言。”それゾウのうんちコーヒーだよ” だなんて言うと彼の引きつった顔が…
コーヒー好きな人への悪戯としてちょっと面白くないですか?このブラックアイボリーコーヒーは具体的にどういう風に作られるのか、何処で作られているのか、どこで買う事が出来るのか?
一緒に見てみましょう💩
ゾウのうんちコーヒ、ブラックアイボリーコーヒが出来る手順
ゾウのうんちコーヒは、ゾウにコーヒー豆を食べさせる事で体内で発酵されます。そうしてうんちとして出てきたコーヒー豆一粒毎、うんちの中から選別してゆくのです。
当然、手間がかかるために高級コーヒー豆として扱われます。
この手法でコーヒー豆を作っているのはタイ北部の象保護センター、その場所では何十頭ものゾウが毎日の様にコーヒー豆を食べてはうんちをし、現地の人がその中から豆を取り出し、それを加工してブラックアイボリーコーヒーが出来るのです。
かなり変わった作り方ですが、ブラックアイボリーコーヒーはその美味しさから世界中にファンがおり、かなり高い値段で取引がされています。
この不思議なコーヒはただゾウにコーヒ豆を食べさせ、コーヒ豆を作るという訳ではありません。ちゃんと品質管理がされています。ナショナルジオグラフィックでその生産過程が写されていたので紹介します。
先ず、コーヒー豆として高級なアラビカ種のコーヒーチェリーのみが使用され、これをゾウの餌として米やバナナなどと一緒に象に与えます。
すると象がそのコーヒー豆を15時間~70時間かけて体内で消化していき、最終的にはうんちとして体外へと排出、その中からを手作業でコーヒー豆を取り出すのです。
選別したコーヒー豆を何度も何度も水洗いして綺麗にしてから4日間ほど乾燥させます。コーヒー豆が乾燥したらあとは焙煎してコーヒー豆を挽けば出来上がりです。
ブラックアイボリーコーヒは美味しいの?
正直、苦みが無くて吞みやすいです。面白い事に美味しくなるのに科学的な根拠もあります。
と言うのも、象がコーヒー豆を食べると体内で消化されていくのですが、その段階で消化酵素がコーヒーの苦味成分であるたんぱく質の分解を行います。
苦味が取り除かれるので、なめらかで飲みやすいコーヒーが出来上がるのです。
また、象の体内でコーヒー豆が発酵されていく過程でバナナなどといった他の果物の香りがコーヒー豆に移ります。その結果フルーティーな風味が加わるのです。
ブラックアイボリーコーヒはどこで買えるの?いくら位?
紹介したyoutubeの動画内でも触れられていますが、象のうんちコーヒーはその希少性からかなり高価な値段で取引されています。それはコーヒー豆の状態だと11万円/kgにもなります。
と言うのも、象は飼育するのが大変で1頭を飼育するだけでも毎月10万円以上の費用がかかる上に、33kgのコーヒー豆を食べさせても1kg分の象のふんコーヒー豆は作られません。
そんなブラックアイボリーコーヒはamazonで購入する事が出来ます!気になる方はぜひ飲んでみてください!実際に購入する際には偽物もあるので、気を付けてくださいね💩
あとがき
いぬぞうは世界中の可愛い動物の情報を集めて、それをtwitterで定期的に呟いています。次のボタンから私のアカウントに飛べるから、良ければフォローをしてね!